Mathematica10でおかしくなったあれこれ

Mathematica10でおかしくなったあれこれ

 

私の環境はWin7 64bit+Mathematica10.02+Office2013です。

 

TableとListLogPlot系の組み合わせPlotが非常に重くなった。

→動的更新をカットすると軽くなるが、Axisの描画ができなくなる。

なんかTableとPlotの組み合わせが全体的に重くなってしまった印象です…。

 

WordやPowerPointへのグラフのコピーアンドペーストの結果が汚くなる。(メタファイル貼り付けが出来ず、BMPでの貼り付けになっている模様)

→GridLines->Noneのオプションをつけると従来通りメタファイルでの貼り付けが可能になる。また、GridLinesStyle→Dashedなどのオプションをいじった場合でもうまくいく事が多い。

 

なんだか他にもバグがたくさんありそうです…。

メリットはCtrl + Zの追加とデフォルトのPlot色が明るくなったくらいでしょうか…。

 

 

numpyのloadtxtのエラー

最近、pythonの勉強を始めたのですが、datファイルからテキストをloadしようとすると、何故かエラーが大量発生。

 

やり方としてはpython3でnumpyのloadtxtを使おうとしたのですが、単純な数列ですらload出来ない…。

ちなみに環境はwin7 64bitで、少し前のAnacondaの32bitを使っていました。

 

最新のanaconda3_4.0.0にアップデートしたところ、何故か普通に読めるようになりました。

内蔵してたバージョンのnumpyにバグでもあったのかな?

とりあえず備忘録までに。

ノルウェイの森(村上春樹)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

 

いつものことながら一気読み。4時間くらいだったでしょうか。

内容に少し突っ込んでいます。未読の方はご注意を。

 

 

村上春樹さんの作品は、小学生の時に海辺のカフカを読んでから全く読んでいませんでした。

突然の性的描写や、お魚降ったりしてくる描写に対して、その当時はどうにも合わないなあと思っていました。そのくせしっかり家出はしましたが…。

 

突如読んでみようという思いに駆られて買ってきたノルウェイの森、結構面白くすぐに読めてしまいました。

 

こんなワタナベ君みたいな大学生いないだろとか(永沢さんみたいな方は案外いるかもしれませんが)、緑ちゃんみたいな子がいたらなあとか、そういう小さい突っ込みはまああります。

しかしながら、そのような細かい点よりも、村上春樹さんの小説はとても難しく、技巧的に書いているのかもしれない、という印象を強く感じました(今頃?)。

直子と緑の対比や、レイコさんの存在やその行動、多くの小説内でのわかりやすい要素や、暗喩的な要素がそもそものテーマの”生と死”につながるように、複雑に組み立てられているのだと感じました。

海辺のカフカにも、そういった要素はおそらく多分にあったのでしょうが、背伸びした小学生には残念ながら読み取れませんでした…(笑)。

そういった意味では多少大人になったのかな。

結末をぼかすのは読者の想像を掻き立てるために必要なんでしょうが、僕個人としては、是非とも緑ちゃんと幸せになってほしいですね。すぐ電話をかけてね。最初のあれはふと思い出した的なシーンであってほしいものです。

 

村上春樹ファンの人が殺到するのが少しわかったかもしれません。

そして何歳になられても、若者の葛藤というか、繊細な描写をできる感受性と描写力に驚嘆させられますね。もやもや感じていても、ここまで文章化できないですもんね。

僕にはまだ彼の小説は難しすぎて食あたり気味なので、十年ごとくらいがちょうどいいかなー。きっと好きな人はいろいろ考察とかするのかなあ。

 

蝶々の纏足 風葬の教室(山田詠美)

 

蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫) - はてなキーワード

 

積読していましたが一気に読了。

とても面白い?興味深い作品でした。

 

山田詠美さんの作品はどれも心理描写というか、心理描写の比喩表現(という表現であっているのかな?)が緻密で圧倒されてしまいます。

最大の問題というか悲しきところは私が女性ではないので厳密に共感が出来ないところ…。

 

彼女の小説を読んでいると、女性の精神年齢は常に男性を上回っているんだなあと痛感させられます。私は表題二作品の主人公よりも幼いままなのではないかと感じますね。

 

解説やレビューを見ると、共感を覚える女性の方はたくさんいる模様。

うーむ、作中に出てくる典型的な男の子のように私は育ったようです。